ゼロから分かる配達プラットフォーム|B02:車両を決める(自転車/原付/軽自動車)メリデメ速習

自転車・原付・軽自動車が並ぶ俯瞰イラスト。下に「費用・速度・リスク」の3つの小さなアイコンが添えられた“きれいなアニメ風”サムネイル

シリーズ|ゼロから分かる配達プラットフォーム(B軸:登録“前”)

B02:車両を決める(自転車/原付/軽自動車)メリデメ速習

“速い”より“合う”。費用・速度・リスクの3軸で、あなたの生活にフィットする車両を30分で決めるための実務ガイド。

まず“時間の地図”から:あなたに合う車両の条件

車両選びはスペック表では決まらない。いつ(曜日/時間帯)・どこで(自宅半径/街の起伏)・どれだけ(目標件数)を走るかで答えが変わる。以下の3条件に“はい/いいえ”で○を付けよう。

  • 平日夜だけ・自宅半径3km以内で完結したい → 自転車 or 原付
  • 雨でも走る/遠距離を混ぜたい/保温・大量運搬を想定 → 原付(慣れたら) or 軽
  • 週の可処分時間が少ない(2〜4時間×2本程度) → 原付の即応性が有利

最短の決め方は、“初週は今ある車両+最低装備”で試すこと。数字(件/時・移動距離・疲労度)を取ってから買う/借りるのが堅実だ。

3軸比較:費用・速度・リスク(自転車/原付/軽)

項目 自転車 原付(50cc想定) 軽自動車
初期費用 ¥0〜¥80,000(手持ち流用可) ¥80,000〜¥200,000(中古中心) ¥0〜(所持)/レンタル・維持高
月次ランニング 整備・タイヤ等 ¥1,000〜3,000 ガソリン・保険・整備 ¥4,000〜8,000 燃料・保険・駐車等 ¥15,000〜30,000+
平均スピード(市街) 実効 10–14km/h 実効 18–28km/h 実効 16–24km/h(駐停車制約)
積載・保温 小〜中(汁物に注意) 中〜大(箱次第で安定) 大(温度管理も容易)
地形耐性 坂に弱い/雨風に弱い 坂OK/雨具で耐性 坂OK/天候影響少
駐停車の自由度 高い(近接可) 高い 低い(駐禁/停車位置のリスク)
法規/リスク 夜間ライト・並走NG・一時停止 二段階右折・速度・駐停車 交通量/駐停車違反・事故の重さ
向いている人 近場・短時間・静かな道 時短・中距離・柔軟運用 大量/長距離/悪天でも回す
費用は相場の目安。地域・車両状態で上下します。

結論の目安:はじめは自転車 or 原付が正解率高め。軽は“売上を厚く取りにいく/悪天OK/長距離も厭わない”戦略でないとコスパが割れやすい。

簡易TCOツール:月間コストと損益分岐

目標売上と稼働時間から、ざっくり損益分岐を確認できるミニ計算です(単価は既定値¥500/件)。

※ “件/時×時間×¥500 − ランニング” があなたの概算。原付/軽に切替える時は、ここが+になるかで判断。

必要装備ミニ図鑑(車両別)

自転車

  • 保温・保冷バッグ(仕切り必須)
  • 前後ライト+テールリフレクタ
  • スマホホルダー(落下防止)
  • 簡易レインウェア/泥除け
  • ワイヤーロック(駐輪トラブル回避)

原付

  • 大型デリバリーボックス(固定金具)
  • レインスーツ+グローブ(季節別)
  • 予備ゴム・結束バンド・養生テープ
  • スマホ電源(USB/シガー)
  • 反射ベスト(夜間)

軽自動車

  • 仕切りバスケット/保温ボックス
  • ドリンク固定ホルダー多数
  • 簡易マット(置き配撮影時の下敷き)
  • 三角停止板/ドライブレコーダ
  • 駐停車用の法令遵守メモ

共通で消毒・紙おしぼり・替えマスクを常備。“清潔の可視化”が不安を消します。

法規と安全の急所:事故を避ける“型”

  • 右左折の型:自転車=左側端・二段階右折、原付=二段階右折標識に注意。軽=巻込み&横断歩行者に最大注意。
  • 駐停車点字ブロック/横断歩道前後は避ける。軽はハザードでOKではない(停車位置の正しさが重要)。
  • 夜間:ライト角度はやや下向き、反射材を“動く部位”に。雨の日は「無理しない」が鉄則。

試走レシピ:初週で判断材料を集める

  1. 同じ時間帯で自転車→原付の順に2コマ試す(各90分)。
  2. 記録:件/時・平均移動距離・建物タイプ(戸建/マンション/商業)。
  3. 疲労:脚/腰/肩の主観点数(10点法)。
  4. トラブル:駐輪難・ゲート・雨具の使い勝手をメモ。

数字が近いならコストの軽い方。差が出るなら“件/時×安全”の高い方を選ぶ。迷ったら原付の“即応性”が無難。

意思決定ツリー:こうなったらコレで行く

  • 近距離中心・坂多め → 原付
  • 平坦・短時間・コスト最重視 → 自転車
  • 雨でも回す・大量運搬・長距離混在 →

そして半年ごとに見直す。件/時・稼働時間・生活の変化に合わせて、車両は“道具”として更新する。

編集後記

“車両は性格”。強い/弱いではなく、あなたの時間と街に合うか。最短は“今ある車両+最低装備で試してから決める”。数字は嘘をつきません。

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