Uber教科書|iOS/Androidの位置情報権限アップデート対処 —— 常に許可・正確な位置・省電力回避の実務チェック

白背景に「位置情報の権限アップデート対処」。下段に地図ピン・歯車アイコンと「常に許可/正確な位置情報/バックグラウンド」の小見出しを添えた可読重視のサムネイル。

結論(3行):
① OS更新後は位置情報=「常に許可」+「正確な位置情報」+通知を再確認。
バックグラウンド動作省電力の最適化除外をセットで見直す。
③ 無音/遅延/位置飛びは30秒セルフ診断→順序リセットで大半が解消。

1. 典型症状(アップデート直後に増えるもの)
  • 地図上の現在地が飛ぶ/固まる(地下/ビル街/省電力併用)
  • 到着検知/通知が遅れる(バックグラウンド権限の外れ)
  • アプリ起動中でも無音が続く(通知/集中モード/最適化の干渉)

※ 以下はOS設定中心の対処。端末やバージョンで名称が多少異なる。

2. iOS:チェックすべき5点(アプリ名は伏せて説明)
  1. 位置情報の許可設定プライバシーとセキュリティ位置情報サービス → 対象アプリ → 「常に許可」に。
    下の「正確な位置情報」ONも忘れず。
  2. 通知設定通知 → 対象アプリ → 許可+ロック画面/通知センター/バナー有効。
  3. バックグラウンド更新設定一般Appのバックグラウンド更新 → 対象アプリをON
  4. 集中モード設定集中モード → 該当モードにアプリ/通知を許可リストで追加。
  5. 位置情報の精度向上(任意):Wi-Fi/モバイル通信をON、BluetoothもONにして屋外で再測位。
3. Android:チェックすべき6点(機種で表記差あり)
  1. 位置情報の許可設定位置情報アプリの権限 → 対象アプリ → 「常に許可」
  2. バッテリー最適化設定アプリ → 対象アプリ → バッテリー最適化しない/制限なし
  3. バックグラウンド設定アプリ → 対象アプリ → モバイルデータとWi-Fiバックグラウンドデータ許可
  4. 通知設定通知 → 対象アプリ → 通知ON+重要度「高」。
  5. 省電力/保護モード:端末メーカー独自の省電力(例:自動最適化、スリープ制御)から除外
  6. 精度設定位置情報位置情報の精度Google測位など)をON
4. 30秒セルフ診断(順番が大事)
[A] 機内→OFF / モバイル通信→ON / Wi-Fi→ON(屋外で受信しやすく)
[B] 位置情報:常に許可/正確な位置情報ON(iOS)/精度ON(Android)
[C] バックグラウンド更新ON/バッテリー最適化から除外(Android)
[D] 通知ON/集中モードに例外追加(iOS)
[E] 端末を一度再起動 → アプリ起動 → 数分屋外で現在地を安定させる
5. よくある干渉源(気づきにくい)
  • VPN/セキュリティ系アプリ:バックグラウンド通信や通知を間接的に抑制。
  • 省電力の自動調整:一定時間の無操作で通信を休止させる設定。
  • 通知の要約/まとめ配信:リアルタイム通知が遅配。

テスト時は一時的にOFFにして切り分け、必要なものだけ元へ戻す。

6. 屋外テスト(2分)
  1. 開けた場所でアプリを起動し、現在地の追従を確認(円の精度が小さくなるまで待つ)。
  2. アプリをホームに戻して1分歩行→バックグラウンド追従を確認。
  3. 通知テスト:サウンド/バナーが出るか確認(端末ボリュームも)。
7. まとめ(要点3)
  • OS更新後は権限が初期化されがち。「常に許可/正確/BG更新」を再設定。
  • Android最適化除外がキモ。iOS集中モードの例外が落とし穴。
  • 直らない時は30秒診断→順序リセット→屋外テストで切り分ける。

※ 端末/OS/キャリア/アプリ構成により挙動は異なる。正式手順は各公式ヘルプを参照。

次に読む(教科書シリーズ)

※ 本文末は関連2本のみ(運用ルール)。

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