ほんとにあった怖い話 もらい事故#02|1件目マック→2件目ココイチの途中でドン!|配達ルートが一瞬で崩れた

ほんとにあった怖い話 もらい事故

ほんとにあった怖い話 もらい事故#02|1件目マック→2件目ココイチの途中でドン!|配達ルートが一瞬で崩れた

夜の交差点で停止中の原付に車のライトが迫る、もらい事故の緊張感

 

事故の怖さは「ぶつかった瞬間」だけじゃない。
配達のルートが、一瞬で崩れる。
2025年12月17日。1件目マクドナルドをピックして、2件目CoCo壱番屋青葉台へ向かう途中。
青葉郵便局下の交差点で停止中に、後ろからドン!
ここから、すべてがズレ始めた。



「1件目マック→2件目ココイチ」この流れが“日常”だった

配達って、外から見ると「ただ運んでる」ように見える。
でも私の中では、ルートはもう“組み上がってる”。

1件目をピックしたら、2件目へ滑らせる。
信号、混雑、駐輪、店の動線、受け取りの癖。
その全部を前提に、時間はミリ単位で削っていく。

その日も同じだった。
1件目マクドナルドをピック
次のCoCo壱番屋青葉台へ向けて、ルートに入った。
ここまでは、いつもの“仕事の流れ”だった。

停止中にドン:配達員の時間が止まる瞬間

そして、交差点。
青葉郵便局下の交差点で停止中——
後ろから、ドン!

いきなり“仕事”が切れる。
体の中で何かがズレる感覚と同時に、頭の中では別の計算が始まる。

  • 荷物はどうなる?
  • 次の店に間に合うのか?
  • 遅延扱いになるのか?
  • 評価に影響するのか?
  • そもそも走れるのか?

事故って、体だけじゃない。
時間と段取りと、胃の奥まで一緒に殴ってくる。

ルート崩壊:キャンセルじゃなく「連鎖」が怖い

配達員の恐怖は「1件が飛ぶ」ことじゃない。
本当に怖いのは、そこから始まる連鎖だ。

1件目が遅れる。
2件目の到着が遅れる。
店側のオペレーションがズレる。
受け取りが詰まる。
スマホには通知が積もる。
そして体は痛い。しびれる。力が入らない。

ここで「まあ仕方ない」と割り切れるほど、私たちは強くない。
生活がかかってるからだ。
1件が崩れると、その日の収入計画が崩れる。
その週が崩れる。月が崩れる。家が崩れる。

しかも、もらい事故だ。
こちらがどれだけ丁寧に走っても、止まってても、関係なく起きる。
「安全運転してれば防げる」って言葉は、被害者に刺さるだけだ。

仕事の話をした瞬間、空気が変わる

事故の直後、体の痛みは当然ある。
でもそれと同じくらい、いやそれ以上に刺さるのが、周囲の空気だ。

「配達中です」
そう言った瞬間、こちらは“生活の現場”を話しているだけなのに、
場によっては、空気が微妙に変わる。

こっちは仕事で、道路にいる。
生活のために走ってる。
でも事故が起きた瞬間から、仕事は止まり、説明だけが増える。
痛い体で、止まった生活のまま、言葉だけを求められる。

だから、私は記録する。
どのタイミングで、何が崩れたのか。
ルートがどう崩れ、体がどう崩れ、生活がどう崩れたのか。
それを文章で固定する。

この回の結論:もらい事故は“収入”も“信用”も奪う

もらい事故は、車体だけ壊すわけじゃない。
体だけ痛めるわけでもない。
収入の導線と、信用の導線まで同時に奪ってくる。

だから私たちは言う。
もらい事故は損しかしない。
これは被害者が弱音を吐いてるんじゃない。
構造の話だ。現実の話だ。

次回は、事故後の身体の現実。
「救急車なしが奇跡だった」と思えるほど、左側が崩れた話を書く。


編集後記

配達員の一日は、ルートの積み木だ。
ひとつ崩れたら、連鎖で落ちる。
だからこそ、私たちは言葉を残す。
「止まってたのに追突された」——この事実を、簡単に薄めさせない。