第2弾|土壇場変更の受け基準:受け / 保留 / 拒否 を一発判定

土壇場変更の受け基準(受け/保留/拒否フロー)

実務プレイブック|第2弾

土壇場変更の受け基準:受け / 保留 / 拒否 を一発判定

“土壇場変更”は感情で受けると事故ります。影響(S)×時間(T)×コスト(C)×契約(K)定量化し、フラットに判断しましょう。

1. 判断モデル(STCK)

S:影響範囲

小=1(文言・色)/ 中=2(局所機能)/ 大=3(基盤・リリース延期)

T:残り時間

>=72h=1 / 24–71h=2 / <24h=3

C:追加コスト

不要=1 / 軽微=2 / 見積り必須=3

K:契約・約款

手順内=1 / 例外許容=2 / 契約違反=3

合計点 ≤5:受け / 6–8:保留(条件提示) / ≥9:拒否(次スプリント適用)

2. 判定ツール(ブラウザ内)

3. 運用フロー(受け/保留/拒否)

  1. 口頭NG→チケット化(タイトル/理由/影響/費用/担当/反映時期)
  2. STCKをスコア化(証跡として記録)
  3. 判定:≤5受け/6–8保留(条件提示)/≥9拒否
  4. メール送付(本文テンプレ使用)
  5. リリースノート更新(変更点・検証観点)

4. メール文例(3種・手直し用)

受け(軽微・ゼロコスト)
保留(条件提示)
拒否(次スプリント適用)

5. 変更チケット雛形

6. 編集後記

“温情”で受け続けると崩れます。基準→記録→合意の順で進めるだけで、関係はむしろ健全に。殿の現場でもこのSTCKを共通言語にしましょう。

🧩本日のミニゲーム/理解度クイズ(上級)

5問。満点で“土壇場マスター”。