路上と書斎 支店

誰でもできる仕事ほど、綺麗に働け。

配達、事故、税金、青切符、氷河期世代、生活防衛。
きれいな一般論ではなく、路上で見た現実を、生活の判断材料として残す場所です。

Uber Eatsのようなフードデリバリーは、誰でも始めやすい仕事です。

だからこそ、雑にやっていい仕事ではありません。 バッグが汚い。服装が汚い。態度が雑。税金を考えない。 無申告で走る。国保も住民税も知らないふりをする。

それで「自由な働き方です」は、さすがに甘い。 自由業は、会社に縛られない代わりに、自分で自分を律する働き方です。

日本はこれから、年金、物価、燃料費、円安、税金、国民健康保険と向き合う時代になる。 30代、40代、50代、60代が、副業で現金を作る場面は増えていくかもしれません。

だったら、ちゃんとやる。 清潔に働く。売上を記録する。税金から逃げない。事故らない。

簡単に始められる仕事ほど、ちゃんとやる人間と雑にやる人間の差が出る。

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確定申告は書類で9割終わる|2026年版・必要書類チェックリスト

迷ったらここ |最短で目的地へ

確定申告の必要書類チェックリストを解説する記事サムネイル。源泉徴収票、マイナンバー、控除証明書、医療費、国保・年金、売上明細、経費レシートなどを机の上に並べ、2026年版の確定申告準備を示している。

 

確定申告で一番時間がかかるのは、税金の勉強ではありません。

書類探しです。

源泉徴収票がない。保険のハガキがない。国保の支払い額がわからない。Uber Eatsや出前館の売上明細をどこで見るのかわからない。レシートが財布、車、机、スマホの写真フォルダに散らばっている。

ここで止まります。

逆に言えば、書類さえ揃えば、確定申告はかなり進みます。

この記事では、2026年の確定申告に向けて、自営業・副業・Uber Eats配達員・出前館配達員・ブログ収益者・物販を始めた人が、入力前に集めるべき書類を整理します。

 

【この記事の結論】

  • 確定申告で止まる原因は、税法よりも書類不足です。
  • 最初に集めるのは、本人確認、収入、経費、控除の4種類です。
  • 源泉徴収票は、申告書への添付・提示は原則不要ですが、入力には必要です。
  • マイナンバー関係は、紙提出なら本人確認書類の写しが必要になります。
  • 医療費控除は、領収書そのものではなく「医療費控除の明細書」を作ります。領収書は原則5年保存です。
  • 配達員・副業・ブログ・物販の人は、売上明細と経費の証拠を先に集めてください。

まず集めるものは4つだけ

確定申告の書類は、細かく考えすぎると手が止まります。

最初はこの4つに分けてください。

分類 集めるもの 目的
本人確認 マイナンバーカード、または通知カード+運転免許証など 申告者本人の確認
収入 源泉徴収票、Uber・出前館の売上明細、ASP報酬、物販売上、銀行入金履歴 いくら稼いだかを確認する
経費 レシート、領収書、クレカ明細、銀行明細、サーバー代、スマホ代、ガソリン代など 仕事に使ったお金を確認する
控除 生命保険料控除証明書、地震保険料控除証明書、国民年金、国保、医療費など 税金を計算する前に差し引く材料

難しく考えなくて大丈夫です。

まずはこの4つの山を作ります。

税金の勉強は、その後でいいです。

「提出する書類」と「入力に使う書類」は違う

確定申告で混乱しやすいのがここです。

書類には、実際に提出・添付するものと、手元で見ながら入力するだけのものがあります。

たとえば、源泉徴収票は申告書への添付・提示は原則不要です。

しかし、給与収入や源泉徴収税額を入力するためには必要です。

つまり、こういうことです。

扱い 主な書類 考え方
提出・添付する可能性がある 本人確認書類の写し、医療費控除の明細書、一部の控除証明書など 紙提出や内容によって必要。e-Taxでは扱いが変わることがあります。
入力に使う 源泉徴収票、売上明細、控除証明書、経費レシート、クレカ明細など 提出不要でも、数字を入力するために必要です。
保存する 医療費領収書、経費レシート、帳簿、明細類 提出しなくても、後で確認される可能性があります。

ここが大事

「提出しない」=「捨てていい」ではありません。入力に使った書類や経費の証拠は、あとで確認できるように保存しておきます。

本人確認・マイナンバー関係

まず必要なのは本人確認です。

マイナンバーカードがある人は、それを使うのが一番早いです。

紙で提出する場合や、マイナンバーカードがない場合は、次のような組み合わせで確認します。

  • マイナンバーカード
  • 通知カードまたはマイナンバー記載の住民票
  • 運転免許証、健康保険証、パスポートなどの本人確認書類

マイナンバーは、人に送ったり、スクショを雑に保存したりするものではありません。

必要な場面で確認できるようにしておき、取り扱いは慎重にしてください。

収入がわかる書類

次に集めるのは、収入がわかるものです。

確定申告は、まず「いくら入ってきたか」がわからないと始まりません。

会社員+副業の人

  • 本業の源泉徴収票
  • 副業の支払調書
  • 副業の入金履歴
  • ブログ・アフィリエイト・ASPの報酬画面
  • 物販の売上明細

源泉徴収票は、申告書に貼るためではなく、給与収入や源泉徴収税額を入力するために使います。

なくした場合は、会社に再発行を依頼してください。

Uber Eats・出前館など配達員

  • Uber Eatsの売上明細
  • 出前館の報酬明細
  • 銀行口座への入金履歴
  • 現金払いがある場合の記録
  • キャンペーン・クエスト・インセンティブの記録

配達員の場合、アプリ画面だけを眺めて終わりにしない方がいいです。

年間売上、月別売上、入金額、現金扱いの有無を分けて確認します。

ブログ・アフィリエイト収益がある人

  • Google AdSenseの支払い履歴
  • ASPの報酬明細
  • Amazon・楽天等のアフィリエイト支払履歴
  • 銀行入金履歴

ブログ収益は、画面上の「発生報酬」と、実際に入金された金額がズレることがあります。

申告では、どの基準で整理するかが大事です。

物販・フリマ・ECをしている人

  • メルカリ・BASE・STORES等の売上明細
  • 仕入れ記録
  • 送料・手数料の明細
  • 入金履歴
  • 在庫メモ

物販は、売上だけ見ても意味がありません。

仕入れ、送料、手数料、梱包資材まで揃えて、ようやく利益が見えます。

経費の証拠

経費は、レシートの山ではありません。

仕事に使ったお金を説明するための証拠です。

配達員・副業・ブログ・物販でよく出るものは、先に分けておきます。

仕事 集める経費資料
配達員 ガソリン代、オイル交換、タイヤ、修理代、スマホホルダー、雨具、ヘルメット、保温バッグ、駐輪代、通信費
ブログ サーバー代、ドメイン代、テーマ代、画像素材、ツール代、取材交通費、通信費
物販 仕入れ代、送料、販売手数料、梱包資材、撮影用品、保管用品
共通 スマホ代、インターネット代、パソコン、プリンター、文具、家賃・電気代の按分資料

レシートをなくした場合でも、すぐに諦める必要はありません。

クレカ明細、銀行明細、メールの購入履歴、アプリの注文履歴などで確認できることがあります。

ただし、経費は「それっぽい」では弱いです。

仕事に使った理由を説明できるように、メモを残しておくのが安全です。

控除に使う書類

控除は、税金を計算する前に差し引く材料です。

ここを忘れると、払わなくていい税金まで払うことになりかねません。

生命保険料・地震保険料

  • 生命保険料控除証明書
  • 地震保険料控除証明書

多くは10月〜11月ごろにハガキや電子データで届きます。

ない場合は、保険会社のマイページや電話で再発行を確認してください。

国民年金・国民健康保険

  • 国民年金保険料控除証明書
  • 国民健康保険料の支払額がわかるもの
  • 自治体からの通知書
  • 口座振替・納付書・キャッシュレス決済の履歴

個人事業主や副業勢にとって、国保と年金はかなり重要です。

支払った社会保険料は控除対象になります。

捨てないでください。

医療費控除

  • 医療費の領収書
  • 医療費通知
  • 通院交通費のメモ
  • 薬局のレシート

医療費控除は、領収書をそのまま提出するのではなく、「医療費控除の明細書」を作ります。

領収書は原則として5年間保存です。

病院ごと、家族ごとにまとめておくと、入力がかなり楽になります。

書類はこの順番でフォルダに入れる

とにかく迷う人は、難しい分類をやめてください。

まず紙袋でもクリアファイルでもいいので、次の順番で分けます。

  1. 本人確認:マイナンバー、免許証など
  2. 収入:源泉徴収票、売上明細、入金履歴
  3. 経費:レシート、領収書、カード明細
  4. 控除:保険、国保、年金、医療費
  5. 前年の申告書:去年の控え、青色申告決算書、収支内訳書

この5つに分ければ、入力作業に進めます。

完璧な税務知識より、まず机の上に書類が揃っていることです。

よくある質問

Q. 源泉徴収票は提出しますか?
A. 申告書への添付・提示は原則不要です。ただし、給与収入や源泉徴収税額を入力するために必要です。税務署等で申告書を作成する場合は持っていきます。
Q. マイナンバーカードがありません。
A. マイナンバーが確認できる書類と、運転免許証などの本人確認書類を組み合わせて確認する方法があります。紙提出の場合は写しの添付が必要になることがあります。
Q. 医療費の領収書は提出しますか?
A. 領収書そのものではなく、医療費控除の明細書を作成して提出します。領収書は原則5年間保存してください。
Q. レシートをなくした経費は終わりですか?
A. すぐに終わりではありません。クレカ明細、銀行履歴、購入メール、アプリ履歴などで確認できる場合があります。ただし、仕事に使った説明ができるようにしておく必要があります。
Q. Uber Eatsや出前館の売上は何を見ればいいですか?
A. アプリや管理画面の売上明細、銀行入金履歴、月別・年別の合計を確認してください。現金払いが絡む場合は、別途記録が必要です。
Q. 国保や国民年金は経費ですか?
A. 事業の経費ではなく、社会保険料控除として扱います。確定申告では重要な控除材料なので、支払額がわかる書類を集めてください。

✅ まずは実務から整理する

✅ 税務署日記・無申告シリーズで現実を見る

編集後記|税金で止まる前に、書類で止まれ

確定申告は、難しいです。

でも、多くの人が最初に詰まる場所は、税法ではありません。

書類です。

どこに源泉徴収票があるのか。 保険のハガキを捨てていないか。 Uberの売上を年単位で出せるか。 ガソリン代や修理代のレシートが残っているか。 国保と年金の支払額を確認できるか。

ここで止まります。

だから、まず税金を理解しようとしなくていいです。

先に書類を集めてください。

書類が机の上に並べば、確定申告はかなり前に進みます。

逆に、書類がないまま気合いで作成コーナーを開いても、途中で止まります。

確定申告は、戦いです。

でも最初の武器は、税法の知識ではありません。

クリアファイルです。


参考情報

※本記事は、国税庁等の公開情報をもとに、2026年の確定申告準備に必要な書類を整理したものです。個別の所得区分、控除、提出書類は状況により異なります。不明点がある場合は、税務署、税理士、国税庁の案内等で確認してください。