エニキャリがUber Eats連携で、法人向けの即配(近距離配送)を強化。 最短30分での配送(最大5km)をうたい、依頼はWebで3ステップ。 料金目安は2kmまで850円/5kmまで1450円(初期費用・月額費用なしの従量課金)とされています。
想定ユースケースは、飲食店の自社注文デリバリー代行、拠点間の社内便、ドラッグストアやアパレル等の欠品補充など。 法人運用向けに、配送履歴の可視化・チーム管理・権限設定・住所録などの機能も挙げられています。

社内便って、地味に会社の体力を削ります。
「急ぎの書類」「拠点間の備品」「店舗の欠品補充」——作業自体は小さいのに、誰かが走り、時間が溶け、いつの間にか“当たり前の仕事”になりがちです。
そこで私たちは、結論を最短で出すために“1回いくら?”に直します。
感覚で揉める仕事は、数字に落とした瞬間に終わります。 ✅
社内便のコストは「見えないコスト」が本体
社内便のコストは、交通費だけではありません。実態はこの3つです。
- ✅ 人件費:運ぶ人の時間(本来業務が止まる)
- ✅ 移動コスト:交通費/燃料/駐車/電車・タクシー
- ✅ 機会損失:対応が遅れる、売上や品質が落ちる
まずは難しく考えず、会社で説明が通りやすい形にします。
STEP1:社内便を「1回あたり」で計算する(式はこれだけ)
計算式はシンプルです👇
社内便(1回あたり)=(往復にかかる時間)×(時給)+(交通費など実費)
例:往復40分、時給1,500円、交通費200円の場合
- 40分=0.67時間
- 0.67 × 1,500円=約1,005円
- + 実費200円=約1,205円
ここまで出せたら勝ちです。これで外注料金と同じ土俵に置けます。
STEP2:外注(即配)の目安と比べて損益分岐点を出す
今回のニュースで見えた“判断の基準線”はこれです。
- ✅ 2km:850円(目安)
- ✅ 5km:1,450円(目安)
つまり、こうなります👇
- ✅ 社内便が850円を超える → 2km圏は外注が勝ちやすい
- ✅ 社内便が1,450円を超える → 5km圏も外注が勝ちやすい
さっきの例(1回1,205円)なら、2km圏は外注が“かなり勝ちやすい”ラインです。
STEP3:外注がハマる「4条件」
外注は万能じゃない。だから、ハマる条件を先に決めます。
- ✅ スポットが多い(毎日じゃない)
- ✅ 緊急性がある(締切・欠品・トラブル)
- ✅ 距離が短い(〜5kmに収まる)
- ✅ 依頼者が複数(属人化して混乱している)
この4つが揃うと、外注は「配送」だけじゃなく、仕事の混乱を整える効果が出ます。
逆に、社内便を残すべきケース(ここで事故らない)
- ✅ 毎日定期ルート(固定便の方が合理的)
- ✅ 荷物が大きい/多い(荷姿が不安定)
- ✅ 距離が長い(5kmを超えることが多い)
- ✅ 受取が難しい(入館・厳密な本人確認が必要)
外注は「急ぎの小さな運搬」に強い。そこを外すと逆に現場が疲れます。
導入で一番多い失敗は「受取不在」と「宛先ミス」
外注の効果は、運用ルールで決まります。最初にこの4つだけ決めれば、ほぼ事故りません👇
- ✅ 依頼できる人を限定(権限設定)
- ✅ 受取責任者を決める(不在事故を潰す)
- ✅ 入館ルールを共有(受付で止まらない)
- ✅ 住所録を整備(正式名称・部署・部屋番号)
特に“宛先ミス”は、配送が速いほどダメージが大きいので、住所録だけは最優先です。
最短の始め方:いきなり全部置き換えない
私たちのおすすめは「小さく試す」です。
- ✅ 対象は「急ぎ案件」だけ
- ✅ 距離は「2〜5km」だけ
- ✅ 回数は「月10回」だけ
この条件で回すと、数字で効果が見えます。
「社内便を減らしたら、担当者の本来業務が戻った」——この“実感”が出たら、あとは拡張するだけです。
まとめ:社内便は「1回あたり」に落とすと、結論が一瞬で出る
社内便は、感情で語ると永遠に揉めます。
でも1回あたりに直して、850円/1,450円の基準線に置いた瞬間に、判断は終わります。
私たちは「誰かの善意で回している仕事」を、仕組みで回せる状態に変えたい。社内便は、その最初の一歩として最適です。
社内便が一番まずいのは、誰かが“善意”で走り続けて、それが固定化することです。 1回あたりに直して、数字で判断できる状態にするだけで、現場の疲労がガクッと減ります。 私たちは、こういう「静かな改善」を積み上げた会社が最後に勝つと思っています。