
※本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含む場合があります。内容は一般情報であり、税務・法務の個別助言ではありません。最終判断は必ず公式情報・顧問等に確認してください。
P1|価値と結論(ハブ) → P2|申し込み手順と費用 → P3|比較と使い分け → P4|就業不能の基礎 → P5|賠償リスクと契約の基本 → P6|経理と資金繰り(テンプレ) → P7|前受・サイト短縮(本記事)
要点3行まとめ
- 初回取引や長期案件は前受(着手金)/マイルストーンでキャッシュの谷を減らす。
- サイト短縮は先に相手の社内フローを確認→選べる複数案で提案。
- 文例は期日前/交渉開始/合意/差し戻し/再交渉の5局面を用意。
目次
交渉前に確認すること(社内フロー/権限)
- 支払サイトの標準運用(例:末締め翌月末、検収月末払い等)
- 社内の決裁権限(金額閾値・前受の可否・稟議テンプレ)
- 支払条件が変わる場合の必要書類(覚書/契約条項/注文書)
- 検収のタイミングと証憑(検収書/システム承認画面/メール)
前受金の文例(着手/中間/検収)
① 着手金 30%(初回/小規模)
件名:着手金のご相談(案件:__) __株式会社 __様 初回お取引につき、着手時にお見積金額の30%をご入金いただき、残額は検収後のご請求とさせていただければ幸いです。御社の運用に沿って柔軟に対応いたします。ご検討よろしくお願いいたします。
② 着手30%+中間30%+検収40%(中〜長期)
件名:マイルストーン払いのご提案(案件:__) 着手時30%・中間納品30%・検収時40%の分割払いをご提案します。各フェーズで検収書/承認メールをエビデンスとして残し、請求書を発行いたします。
③ スモール前受(着手10万円など・低ハードル)
件名:着手時の一部前受について(案件:__) キャッシュフロー安定のため、着手時に一律10万円を前受としてお願いできれば助かります。差額は検収時に清算いたします。
支払サイト短縮の文例(翌月末→翌15日 等)
④ 標準:末締め翌月末 → 翌月15日
件名:支払サイト短縮のお願い(請求No.__) 御社標準の末締め翌月末を、翌月15日へ短縮いただくことは可能でしょうか。稟議に必要な書式があれば合わせます。難しい場合は、初回のみ部分入金(例:50%)のご相談も可能です。
⑤ 検収月内払い(検収完了ベース)
件名:検収月内でのお支払いのご相談(案件:__) 検収完了日の属する月内でのご入金に変更は可能でしょうか。検収エビデンス(承認メール/システム画面)の提出、請求書の即日発行をお約束します。
⑥ 初回限定のサイト短縮(信頼形成用)
件名:初回のみ支払サイト短縮のお願い(案件:__) 初回取引につき、信頼構築の観点から初回のみサイト短縮をご検討いただけますでしょうか。以後は御社標準に合わせます。
ハイブリッド案:少額前受+サイト短縮
- 着手10万円の前受 + サイト翌15日
- 着手30% + 中間30% + 検収40%(サイトは標準のまま)
※相手のフローに合わせて「選択肢」を出すと通りやすい。
差し戻し/難色時の切り返し(段階別)
⑦ 「前例がない」への返し
承知しました。では初回のみスモール前受(10万円)か、サイト短縮(翌15日)のどちらか一方でいかがでしょう。御社内の負担が少ない方に合わせます。
⑧ 「稟議が必要」への返し(稟議材料セット)
稟議用に、見積・工程表・検収エビデンス例・実績資料を一式でお送りします。承認のための必要項目があればご教示ください。すぐ揃えます。
⑨ 「資金繰りは自社都合」への返し
ご指摘ありがとうございます。品質確保と継続稼働のため、最小限の前受または一部短縮にご協力いただけますと助かります。双方に無理のない落とし所を探せれば幸いです。
チェックリスト(失敗しない条件明記)
- 契約/注文書に支払条件(前受割合・検収基準・サイト)を明記
- 検収エビデンスの取得方法(誰が/どの画面で/いつ)
- 振込手数料の負担
- 遅延時の取り扱い(遅延損害金/新規着手の停止)
- 適格請求書番号(インボイス)記載
文責:コウタ|Side Hustle Dad TOKYO