【実録】アポロチョコ13個買ってみた結果…セルフレジで事件発生

 

まいばすけっとの店先と買い物カゴ(イラスト)

アポロ13個事件簿|ピックパックペイは突然に(銀魂モード)

Uber Eatsの“ピックパックペイ”は、平和な日常の顔をして近づいてくる。だが、時に人の尊厳を試す。舞台は「まいばすけっと」。本日の主役は、小さなピラミッド型の宇宙船――アポロチョコ。数は十三。そう、“あの”数字である。


まいばすで、事件は起きた。

Uber Eatsでよくある「ピックパックペイ」という注文。要は、配達員が代わりにスーパーで商品を買って届けるやつだ。この日も何の変哲もない仕事──の、はずだった。
自動ドアを抜け、いつもの動線でお菓子コーナーへ。スマホの注文画面を開く。そこには──

アポロチョコ:13個

と書かれていた。メーカーさん、宇宙関連の遊び心は理解している。だが、現場は現場だ。13個。桁を見間違えてはいない。十三、である。

ピッ…ピッ…地味な地獄の始まり

スキャンガンでアポロチョコを読み取る配達員の手元(イラスト)

アポロチョコをスキャンする配達員

1個目をスキャン。「ピッ」。まぁチョコくらい普通だ。でも……13個も? 注文なら仕方ない。静かにスキャンを続ける。
2個目。「ピッ」。3個目。「ピッ」。この時点で、カゴの中はピンクの山脈になり始めている。人は繰り返しに弱い。脳が「これ、いつ終わるの?」と訴えてくる。知らん、俺も知りたい。

「189円…」実況が始まる

振り返って目を丸くする配達員(イラスト)

驚く配達員

その時だった。背後から、小さな声が響く。

189円…

……ん? 次の一個をスキャン。

189円!

振り返ると、ちびっ子解説員がレジの後ろで口を開いていた。メガホンはない。だが、声はよく通る。

レジ付近で価格を連呼する子ども(イラスト)

189円と叫ぶ子供

その実況、続くんですか?

4個目:「189円!」
5個目:「また189円!」
6個目:「おんなじやつだー!」

彼はすべてを実況する気だ。 俺の手は止まらず、口も止まらず、羞恥心だけが加速していく。羞恥心という燃料は、なぜか終盤になるほど高オクタンになる。レジの人は笑顔だが、目は泳いでいない。プロだ。俺もプロだ。そう自分に言い聞かせ、ピッ、ピッ、ピッ。

アポロ13号、発射寸前

「これは仕事」と自分に言い聞かせる配達員(イラスト)

これは仕事なんだよ

12個目:「189円〜!」 そして13個目。俺は静かに悟った。

これは仕事なんだ……。

なんの罰ゲームかと思ったけど、配達員という名の“裏社会の儀式”かもしれない。いや、表だ。スーパーだ。誰の目にも開かれている。

俺は1粒も食ってない。

無事、購入完了。チョコは依頼主のもとへ。俺は1粒も食ってないのに、誰よりも心を砕いた。袋詰めは崩れないように、重心を意識して配置。ガムテは二重。氷点下の外気なら保冷意識、真夏なら直射回避。
当たり前の仕事を、当たり前以上にやる。 その先にチップがあれば嬉しいし、なくても“段取り経験値”は残る。

おまけ:アポロチョコ13個の正体

全部、同じやつだった。味も、サイズも、魂も。コピペ注文と言われたら、反論は難しい。だが、発注の裏にある事情を想像するのも配達員の教養だ。
「子どもの誕生日会かもしれない」「学童のごほうびかも」「職場の差し入れ説」。理由が分からなくても、相手の“段取り”に合流できたなら、それでいい。

Uberやってると、人生がネタになる。

この仕事、たまに恥ずかしい。けれど、こういう日があるから続けられる。ネタは汗と一緒に湧く。SNSの数字は変動相場だけど、ネタの価値はストック資産だ。


実務:ピックパックペイの「段取り5手」

  1. 手①:棚マップを先に作る。 よく買う店は、菓子・飲料・弁当・冷凍の順で“巡回ルート”を固定。迷いはコスト。
  2. 手②:同一商品“多量”のカゴ設計。 軽→重の順で縦積み。底面は箱物・ボトルで安定を作り、ピラミッドは倒さない。
  3. 手③:スキャン→即袋分け。 バラけやすい小物は、スキャン直後に小袋へ。会計後に詰め替えないのが早い。
  4. 手④:店員さんの目線を先回り。 レジの列・混雑を見て“空いてる瞬間”に会計。大ロットは譲り合いが吉。
  5. 手⑤:置き配の撮り方を決め打ち。 小物は“全容+玄関全体+ラベル見える角度”の三点セット。後トラブルの保険。

ミニ講座:羞恥心の取り扱い(銀魂式)

  • 羞恥はエネルギー。 一瞬の熱で判断が狂う。呼吸を深く。作業の順番を口に出して水平復帰。
  • ユーモアは盾。 ちびっ子解説員に「詳しいね!この山ぜんぶ同じなんだ」と返すと、実況は拍手に変わる。
  • 誇りは静かに持て。 “買い物代行”は生活インフラの一部。堂々と、しかし丁寧に。

ミニ講座:小物大量発注の経済学(超ざっくり)

時間は金だ。1件あたりの平均単価が同じでも、「単価×件数×移動距離×待機」で実入りは変わる。小物大量はスキャン時間が膨らむ分だけロスに見えるが、店寄りの短距離配達ならむしろ効率が良いことが多い。殿ルールの式で即判断:

  • 売上目標:目標売上=件数×500
  • 必要件数:必要件数=目標売上÷500
  • 実効時給:(総売上-移動/待機コスト相当)÷総時間

“小物×近距離×店近”は、追いリク誘発で連鎖が起きやすい。迷う前に数字で。

店内マナー:次も気持ちよく受け入れてもらうために

  • カゴは通路の端・柱側に寄せる。人の流れを塞がない。
  • 大量取得は棚の在庫配慮。最後の1つは、納品のタイミングを店員さんに確認。
  • レジでの声掛けは短く。「大口です。お手すきの台でお願いします」だけで十分通じる。

FAQ(現場でよくある5問)

Q1. 数量違いに気づいたら?
A. その場でアプリ・店員さん・お客様に“短文で”連絡。言い訳より事実を早く。
Q2. 店が混雑。いつ会計する?
A. 先にレジ周辺の“波”を観察。波が引いた15〜30秒で一気に通すのが最短。
Q3. 子どもに話しかけられた?
A. 短く明るく返して終える。長居はしない。安全第一。
Q4. バッグで潰れない?
A. ピラミッドは上段に。缶・牛乳など“平面力”のある物で下段に土台を。
Q5. 置き配でチョコが溶ける?
A. 直射NGの日陰へ。撮影は玄関全景+商品近接の2枚。メッセージは「日陰に置きました」。

内部リンク(回遊用)

sidehustledad.tokyo


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編集後記

アポロ13個」は、笑えるようで、仕事の核心も刺してくる。大量の同一商品は段取り力を試し、店との関係、周囲への気配り、そして自分のメンタルの扱い方が一気に露出する。恥ずかしさは消えないが、手順とユーモアで薄まる。今日はネタとして保存、明日はパフォーマンスとして活用。配達員の毎日は、そうやって“話芸”と“段取り”が育っていくのだと思う。

  • ヒーロー画像:まいばすけっとの店先と買い物カゴ
  • スキャン:スキャンガンでアポロを読み取る手元
  • 驚き:振り返って目を丸くする配達員
  • 価格コール:価格を連呼する子ども
  • 決意:自分に「仕事だ」と言い聞かせる配達員