現代兵法|孫子と俺
第1話「勝兵は先ず勝ちて、しかる後に戦う」って、どういうこと?
ちゃぶ台の上。
湯のみと、おにぎりと、孫子の兵法。
今日もギリギリで疲れてるくせに、なぜか俺はこの古びた本を読んでしまう。
孫子『計篇』
「勝兵は先ず勝ちて而る後に戦い、敗兵は先ず戦いて而る後に勝たんとす」
【現代語訳(まじめver)】
勝つ軍は、戦いに入る前にすでに勝つ準備ができている。
負ける軍は、戦いながら勝とうとする。
【現代語訳(ヤンマーver)】
勝つやつは、戦う前にもう勝っとる。
負けるやつは、とりあえず突っ込んでから勝とうとしとる。
はい、すみません、それ俺です。

■ 完全に俺のことじゃねぇか
金もないのに勝負に出る。
体力尽きたのに仕事に出る。
気合いだけでなんとかしようとする。
ぜんぶ、“敗兵”の動きじゃん…!

■ 孫子、出てきて直接言うなや
孫子:「それ、完全に敗兵の動きだぞ」
俺:「知ってるよ!!!」

■ でも、読むたびにちょっとマシになる
不思議なんだけどさ。読んだだけで、行動がちょっとマシになる気がするんだよな。
今日は外に出る前にガソリン見た。
ルートを考えた。クエストを確認した。
……ちょっと「勝兵」っぽいぞ、俺。
■ 今日のまとめ
- 勝てる状況を整える。
- 準備もせず突っ込んで「なんで負けたんだろう」は敗兵のセリフ。
読んだから気づけた。だから今日も、俺は本棚から“孫子”を取り出す。
人生、勝たなくてもいい。
でも、なるべく負けないようにしたい。
だから、俺は兵法を読む。